山梨県上野原市のガラス工房ノエルは世界に羽ばたく地域の宝

ガラス工房ノエルをご存知ですか?

山梨県上野原市には、自然あふれる芦垣地区でガラス工芸に励む人がいます。その実力はルーブル美術館(フランス美術協会)が認めたほど。

工芸体験ができてしまうこのスポットは観光にピッタリ。伺ってきたお話を紹介します。

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ノエルの主人は横浜生まれで、東京にしばらく住んでいたのですが、自然らしさが失われていく環境の変化に見かねて、関東全域をくまなく調べた結果、山梨県上野原市へ移り住むことを決意したそうです。

作風は、綺麗さをあまり求めないで、作者の自分自身をいかに表現できるかというところを重視しています。

表現するためには自分と真剣に見つめ合うことが必要で、そのためには賑やかな東京より静かで田舎らしい山梨県上野原市のほうが適していたのです。

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題材のほうからやってくる

作品のテーマは、題材のほうから自然とやってくるということですから驚きです。作ろうと思ってできるものではなく、向こうから寄ってくるインスピレーションをきちんと感じとることが大事だそうです。

小説家が言う、登場人物が勝手に動き出す感覚と類似するものがあるでしょうか。

ものづくりへ全身全霊をもって取り組むプロならではの考え方を聞き、こんな世界があるのかと、私はとても新鮮な気持ちになりました。

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ルーブル美術館にも展示

ノエルのある芦垣地区には自然豊かな田舎らしい風景が広がります。主人は畑をやり、そら豆を作ります。

そのそら豆を割ったときの淡い独特の雰囲気と、幼い頃によく行った海のクラゲとを組み合わせた作品は、ニューヨークのコーニング美術館で毎年100名のみ選ばれる賞を受けたそうです。

また2011年の震災の頃、自身が沈んでいる気持ちを前に向けるために大空へ向かって飛んで行く風船を造形しルーブル美術館に展示されたこともあったそうです。

高い芸術性が世界に認められるのは、山梨県上野原市にとって非常に誇らしいことですね。

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一瞬でも油断はできない

吹きガラスをするための炉は、いちど火が入ると消しにくく、午前中に準備をして午後から製作し、作業は夜遅くまで続くこともあるそうです。

吹きガラスは、吹き加減、つぶし加減、伸ばし加減、まわし加減すべてが重要で、少しの油断で大きく狂ってしまうことがある微妙な作業です。一瞬でも気を抜くことはできません。

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地域との繋がりを

地域と、ガラス工芸で触れ合う機会が少なかったことを主人は残念に思っています。地域で、ガラスが普段の生活に自然と溶けこむような存在になっていって欲しいと願います。

ガラスに無限の可能性を感じる主人は、工芸ガラスがもっと生活のなかに入っていけると信じて、木々に囲まれながら今日もものづくりに励みます。

体験工房ノエル(グラスハウス)

  • 名称:体験工房ノエル(グラスハウス)
  • HP:Noel Field
  • 電話:0554-66-2204
  • 住所:山梨県上野原市芦垣592
  • 体験:トンボ玉体験(¥1,500/h〜)、吹きガラス体験(¥3,000〜)など。詳細。必ず事前に電話ください
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