まさか山梨県上野原市と横浜にこんな関係性があったとは

田舎らしい風情が今も色濃く漂う山梨県上野原市。

一方でその対局とも言える都会の神奈川県横浜市。

これらふたつの市に、意外な関係性があるのをご存知でしたか?

桂川

上野原市と横浜市の比較

きちんと述べる必要があるのか…というくらい、両市の違いは明確です。

山梨県上野原市は、山岳・段丘・河川のつくりだす豊かな自然環境が特徴で、都心から訪れた人へは、心温まる癒やしを提供します。横浜市は都会で、筆者の主観からすればなんだかオシャレな街というイメージがあります。

数字で見てもその違いは歴然。平成22年の国勢調査に基づいた行政データ比較サイトによると以下の通りでした。

  • 総人口:27,114人(上野原市)、3,688,773人(横浜市)
  • 人口増減率:93.5%、103.0%
  • 総面積:170.65km2、437.57km2
  • 可住地人口密度:878人/km2、9,234人/km2

可住地人口密度はなんと10倍以上。同じ広さの土地で山梨県上野原市で1人きりなら、横浜市の場合は10人くらいが密集していることになるのでしょうか、驚きです。

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意外な関係性

写真のおかげでもうお分かりかもしれません。そうです、河川です。山梨県上野原市に流れる桂川・秋山川は、遠く離れた横浜市水道の水源になっているのです。

山梨県上野原市のホームページにはこうあります。

桂川・秋山川はともに相模川水系であり、神奈川県における主要な水道供給源となっています。

山梨県上野原市が一方的に言っているだけなら悲しいのですが…、横浜市水道局のほうも同じことを述べていました。

横浜の水源は、道志川・相模湖・馬入川・企業団酒匂川・企業団相模川の5系統で、合わせて一日1,955,700m3になります。

山梨県上野原市の桂川・秋山川の水は相模湖へ注ぎこみ、その系統は横浜市全体の約5分の1の水量を供給します。

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上流と下流の関係

道志村は、「横浜市と道志村の友好・交流に関する協定」というものを結んで植樹などの共同活動をしています。

また山梨県上野原市の北都留森林組合は、経営理念で下記のように述べています。

当組合管内の森林は、東京都へ流れる多摩川の源流と神奈川県に流れる相模川の源流の一部となっており、その森を中心とした持続可能な流域循環型社会の実現を目指し、事業展開をしていきます。

どちらも、大都市である横浜市へ水を供給する源流地域としての役割を考えて、交流や事業を図ろうということです。

水がなければ都市は生きられない。

都市と農村は、水や自然を通した多面的な関わりを築いていきたいものですね。

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